光村図書の教科書づくり
光村図書の歩み
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1949
光村図書出版株式会社設立
設立当初の所在地は東京都中央区日本橋室町。10月には品川区東大崎1丁目に移転しました。写真は、翌年1月23日に教科書を初出荷する際に本社前で撮影されたものです。
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1950
小学校国語『かざぐるま読本』発行
国語教育学者の垣内松三が中心となり発行。「風車の歌」を掲げ、教育の目指す普遍的な方向を高らかに宣言。この精神は光村図書の原点となりました。
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1964
小学校国語が大躍進
小学校採択で国語が大幅増、翌年の中学校採択でも国語は大きく躍進し「国語の光村」の地歩を固めました。
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1968
本社を品川区上大崎(現在地)に移転
新しい地で、正月には餅つき大会を盛大に開催したそうです。
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1981
季刊『飛ぶ教室』創刊
ドイツの児童文学者ケストナーの名作の名を冠した雑誌を創刊。1995年から10年間休刊しましたが、2005年に復刊。現在に至っています。
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1987
新社屋完成
副読本「小学校『道徳 きみがいちばんひかるとき』」1年~6年発行
新社屋が完成したこの年、道徳の副読本に新規参入しました。副題「きみが いちばん ひかるとき」は詩人の工藤直子先生の命名です。
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1988
『中日交流標準日本語』発行開始
中国人民教育出版社との共同編集。現在も発行は続き、中国本土で多くの日本語学習者に愛されています。2009年には韓国版も発行されました。
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1989
『中学道徳 きみがいちばんひかるとき』1~3発行
『日本文藝家協会編エッセイ集』発行
小学校道徳副読本に続き、中学校道徳副読本にも新規参入。日本文藝家協会編『ベスト・エッセイ』は、現在も継続して発行しています。
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1991
小学校生活科教科書新規参入
学校週5日制が実施されたこの年、新しい教科「生活科」がスタートしました。
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1992
中学校英語科教科書新規参入
現在の中学校英語教科書「Here We Go!」の前身にあたる「COLUMBUS」を発行。
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1995
『国語教育相談室臨時号』発行
教科書に関わっている作家や著名人が、阪神・淡路大震災で被災した子どもたちへメッセージを寄せてくれました。営業担当者が総出で学校に届けました。
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2005
小学校光村『国語デジタル教科書』(指導者用)発売
教科書をデジタルにしたら、新しい授業が生まれるかもしれない。そんな夢を実現しました。翌年には中学校版も発売。現在の学習者用デジタル教科書の先駆けとなりました。
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2011
『国語教育相談室臨時号 明日へ』発行
東日本大震災で被災した子どもたちへのメッセージを届けたのは、有志で集まった営業担当者たちです。
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2017
小学校道徳科教科書新規参入
学習者用デジタル教科書発売
道徳の教科化に伴い、小学校道徳教科書に新規参入。翌年には中学校道徳教科書にも参入しました。また、子どもが一人1台のタブレット端末で使用する学習者用デジタル教科書を発売したのもこの年です。
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2019
小学校外国語科(英語)教科書新規参入
「Here We Go!」の名前は社内公募で決まりました。
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2022
企業理念「『言葉の時代』は終わらない。」
行動指針「みつむらコンパス」制定
行動指針「みつむらコンパス」は、社員有志36人が集まってつくりました。社員だれもの願いが込められている言葉です。
行動指針
「みつむらコンパス」
すべての子ども、すべての人々に豊かな心と言葉を育んでほしい。そして、学ぶ喜びを実感してほしい。
そのために、わたしたちは次の指針に則って行動します。
- 01
子どもにとって何がよいかを
いちばんに考えます
- 02
学びの本質を追究し、
提案します
- 03
失敗を恐れず、
挑む心をもち続けます
- 04
共に働き、共に生きる
一人一人に
敬意を払います
- 05
心と体を大切にする
職場をつくります
- 06
どんなときも、
次の世代に誇れる選択をします
- 07
言葉を尽くして心を伝えます
具体的な取り組み
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【 ユニバーサルデザイン 】
光村図書の教科書は、専門家の指導・監修のもと、すべての教科の、すべての紙面の細部に至るまで、ユニバーサルデザインの考えに基づいて編集しています。
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【 拡大教科書の発行 】
1992年、教科書会社としては初めて、弱視の子どもたちの学習上の負担を軽減するための「拡大教科書」を発行。2008年に教科書バリアフリー法が成立する15年以上も前のことでした。
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【 多様性への配慮 】
さまざまな生き方や価値観を受容する姿勢を育む教材、子どもたちが固定観念にとらわれないような挿絵や写真の選定など、多様性に配慮した紙面づくりを行っています。
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【 デジタル教科書の開発 】
視覚特性のある子どもの読みの負担を軽減する「白黒反転機能」、学習支援が必要な子どものための「振り仮名表示機能」など、充実した特別支援ツールが高い評価を得ています。
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